今更ですが、新型コロナウィルスとは何か?
厚生労働省ホームページ 新型コロナウイルスに関するQ&A(一般の方向け)
令和2年9月7日時点版より 抜粋
『「新型コロナウイルス(SARS-CoV2)」はコロナウイルスのひとつです。コロナウイルスには、一般の風邪の原因となるウイルスや、「重症急性呼吸器症候群(SARS)」や2012年以降発生している「中東呼吸器症候群(MERS)」ウイルスが含まれます。ウイルスにはいくつか種類があり、コロナウイルスは遺伝情報としてRNAをもつRNAウイルスの一種(一本鎖RNAウイルス)で、粒子の一番外側に「エンベロープ」という脂質からできた二重の膜を持っています。自分自身で増えることはできませんが、粘膜などの細胞に付着して入り込んで増えることができます。
ウイルスは粘膜に入り込むことはできますが、健康な皮膚には入り込むことができず表面に付着するだけと言われています。物の表面についたウイルスは時間がたてば壊れてしまいます。ただし、物の種類によっては24時間~72時間くらい感染する力をもつと言われています。
手洗いは、たとえ流水だけであったとしても、ウイルスを流すことができるため有効ですし、石けんを使った手洗いはコロナウイルスの膜を壊すことができるので、更に有効です。手洗いの際は、指先、指の間、手首、手のしわ等に汚れが残りやすいといわれていますので、これらの部位は特に念入りに洗うことが重要です。また、流水と石けんでの手洗いができない時は、手指消毒用アルコールも同様に脂肪の膜を壊すことによって感染力を失わせることができます。』
という事なのですが・・・
新型コロナウィルスの感染拡大がはじまり半年を超えようとしてますが、感染原因の大多数が三密(密閉、密集、密接)状態での空気感染で間違いないというのがウィルス専門研究機関での常識のようです。
しかし、
テレビのワイドショーなどでは、この「空気感染」という用語を使用するのはどうも慎重になるようで(テレビの影響力を考えると仕方がないのかも知れませんが・・・)、「マイクロ飛沫感染」などという言葉がなし崩し的に作り出されてきてます。
本来ならば、三密状態での空気感染防止対策(サーキュレーターの使用による空間気流の重要性、マスク予防での限界、三密状態にある場合の注意事項など)をもっと発信して欲しいのですが・・・
次回以降はこの空気感染や接触感染についての詳細に触れていきます。