新型コロナウィルスの大きさは、0.1μmです。
タバコの煙の粒子は約0.6μmです。
カフェで喫煙スペースが分けてあっても少し隙間があるだけでタバコの煙が漏れてくるのを目にされたことのある方は多いかと思います。
同様にウィルス対策もアクリル板、ビニールシートなどでの対策では限界があります。
このウィルスの大きさをに基に色々なものの大きさと比較検証していくと、素人でもわかる事実が見えてきます。
まず、多くのサイトでも取り上げられているのがマスク繊維の隙間の大きさです。
マスクの種類にもよりますが、N95という高性能マスクの場合、細菌や花粉など直径0.3μm(マイクロメートル※)以上の微粒子は95%以上捕集できます。
安いマスクだと繊維の隙間は10μmくらいになります。これだけ隙間が大きいとウィルスの大きさに対して意味がないのではないかとも考えられますが、ウィルスが付着している唾液や鼻水を飛ばさない役割は十分に果たせます。
しかし、マスクをしないで目の前で咳をされた場合は、マスクだけではウィルス対策として十分な効果を果たすことができないのは当たり前の話です。
このようにウィルスは極めて小さいので、ファインミニのように次亜塩素酸水を揮発させガス化させる装置でなければ空間に浮遊したウィルスを失活させることが困難となります。
感染者が空間に長時間いた場合、その感染者が立ち去ってもしばらくの間ウィルスは浮遊しているからです。
よく、感染者が「どこで感染したのか全く心当たりがないという」経験談を聞くことがあります。運が悪ければ感染することは十分ありうるわけです。
特に気温の低い乾燥した冬場は、ウィルスが生存できる環境にあり、さらに浮遊する時間も長くなります。
テレビでは連日新型コロナについて報道しておりますが、三密空間において浮遊しているウィルスの失活方法について触れることがないのは残念なことです。